プレス金型の刃にシャー角をつける。

以前加工した、プレス金型 カット型のダイです。SKD11に焼入れをしHRC60程度のカッチカチの高度になっています。いわゆる高硬度材ってやつですね。

納品して1年くらいたった後、現場の方から板厚が厚いので「シャー角」を付けてほしいと依頼がありました。

「シャー角」=カットするときの力を分散するために、刃の部分を斜めに削る事。

メリット→力が分散する。プレスの小さなプレスでも加工可能になる。金型の耐久力があがる

デメリット→刃先が摩耗した場合、簡単に研磨できない。

タチバナ製作所は金型メーカーではなく、加工屋さんなので加工事に加工賃をいただきます。ただし、自社で手掛けた部品の追加工は【なるべく安く】をモットーにしています。お客さんも費用をもらえるわけではなく、持ち出しの場合が多いですからね。

この辺は小さな町工場なので機械的に価格が決まるわけではありません。

始めはワイヤカットで~とお客様に言われたのですが、ワイヤカットで立ててこの高さを加工すると、かなりお高くなる。。。

タチバナ製作所は高硬度材の加工を得意としているので、マシニングの方が安いですよ~と伝えると、安い方でお願いと言われたので、マシニング加工でさらっと2度くらいの傾斜をつけて加工完了!!

価格を抑えるために、今回はチップ式の工具のみでの加工になりました。

親父と息子たった二人の町工場の息子より。


ワイヤ放電加工・マシニング加工
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