フラットドリルで荒取り。これ、意外と良いかも。

今回はSUS304、L形状のような製品です。

まずワイヤーカットでL形状を加工して、その後マシニングで穴やザグリを追加工します。

問題は固定方法。

L形状の長手側は厚み1.5mm。
しかも中がえぐれているので、強度がほとんどありません。

そのまま掴むのは不可能なので、治具を作って上から押さえるように固定しました。

そして今回加工するのが、幅3mm・深さ16mmの切り欠き加工。

Φ3のエンドミルで少しずつ荒取りしてもいいのですが、それなりに数もあるので時間がかかる…。

そこで、

Φ5のフラットドリルで荒取りしてみることに。

これが速い!

半径分しか刃が当たらないので多少ビビリは出ますが、荒取りなので問題なし。

最後にΦ3のエンドミルで仕上げて完成です。

フラットドリルをこんな荒取りに使ったことはなかったのですが……

これ、意外と良いかもしれない。

また使える場面を探してみます。

親父と息子たった二人の町工場の息子より。


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丸物の端面加工。加工より治具の方が悩みます。

丸物の端面加工って、結構大変なんです。

今回は旋盤仲間からのお仕事。

丸物の端面をカットして、そこにタップを立てます。

加工自体は難しくないのですが、1つの製品に4箇所。
しかも意外と数がある…。

仲間の複合旋盤でも、このサイズになると工具が届かないらしく、

「カットとタップはお願い!」

とのこと。

こりゃ治具を作るしかないな。

せっかく作るなら、置くだけで位置が決まるようにしたい。

さらに裏表を加工するときの位相も一発で決めたい。

あれもこれも欲張っていたら、加工より治具の方が悩みました(笑)。

結果、できたのは意外とシンプルな治具。

端面方向はピンに押し当てれば位置決めOK。

裏表の位相も一発でOK。

複雑な治具にしなくても、必要なことが簡単にできる。

やっぱりシンプル・イズ・ベスト!!

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削ったところは見えません(笑)プレス金型のR面打ち加工

今回は、プレス金型のR面打ち型の加工です。

ちょっと写真では分かりづらいのですが、ワイヤーカットで切り抜いた角をR形状に微小に削っていきます。

この上に製品が乗った時に、角がこのR部分に当たってバリを取るための金型です。

……言葉で説明すると難しいですね(笑)。

材料はSKD11の焼入れ済み。
HRC60程度の高硬度材です。

ただ、今回気になるのは硬さよりも歪み。

これだけ大きく中をワイヤーカットで抜いているので、どうしても多少は歪みます。

そこで加工中に動かないよう、中にはジャッキを入れて、両サイドもしっかり固定。

平面度を確認すると0.05mm程度。

今回はこのくらいなら許容範囲です。

もっと精密な金型なら、このあともう一度研磨してから加工するところですが、今回はそこまで必要ありません。

必要以上に工程を増やしても、その分コストが上がるだけ。

必要な精度に合わせて、コスト優先でいきましょ~!!

ちなみに……

肝心の削ったところは写真ではほぼ見えません(笑)。

以上でおわり!

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薄い鉄板は、ガッチリ挟んで穴加工。

さぁさぁ、今回は薄い鉄板の穴加工です。

加工自体はそれほど難しくないのですが、なにせ数がある。

しかも厚みも材質もバラバラ。

アルミ、ステンレス、鉄、高硬度材…。

こうなると切粉の処理や工具の設定が、地味~に厄介です。

そして薄板加工でもう一つ気になるのが「反り」。

薄い板なので、そのまま加工すると反ってしまう可能性があります。

そこで今回は治具を作って、上下からプレートでガッチリ挟み込みました。

こんな時に便利なのが、ワイヤーカットで使っているクランプセット。

ちょっと拝借すると、比較的簡単にこんな治具が作れます。

あとはどんどん穴加工。

反りも問題なく、無事に全部加工完了しました~!!

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板厚0.1mmだから、いつもよりキレイに。

今回はSKD11のプレス金型を3D加工。

板厚0.1mmという薄板の加工に使う金型なので、いつも以上に面粗度に気を使います。

薄い板の場合、金型の表面が粗いと、そのまま製品に影響が出てしまいます。

そこで今回は、タチバナ製作所で使っているVISIというCAD/CAMの「等高線EVO」で仕上げ加工。

この加工方法、カッターパスの途中で一旦上に逃げるので少し時間はかかります。

でもその分、パスとパスをつなぐ部分の跡がほとんど出ない。

仕上がり重視の加工では、かなり気に入っています。

逆に、そこまで面粗度を求めない部品なら通常の仕上げ加工。
時間と仕上がりを見ながら使い分けています。

最後は電子ルーペで、つなぎ目をチェック。

うん、いい仕上がりです。

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「長さだけ合わせて!」急きょ1時間で対応しました。

長い丸棒の加工です。

今回は、ねじ切りをいつもお願いしている協力会社さんに加工をお願いしました。

ところが、長さを決めてからねじ切りをするはずが、お互いの認識違いで長さ決めがされていませんでした。

しかも、お客様は約1時間後に引き取り予定。

協力会社さんも「すぐ対応します!」と言ってくれましたが、時間的に厳しそうです。

「よし、長さ決めだけならうちでやってみよう。」

そう思い、バイスで丸棒を固定し、片側を突き当てにして反対側を加工することにしました。

最初は少し不安でしたが、固定用の板をバイスの外まで延長し、加工箇所の近くまでしっかり支えるようにすると、問題なく加工できました。

8本すべて、約1時間で加工完了。

無事にお客様にもお渡しできました。

いつも急ぎの仕事を快く引き受けてくれる協力会社さんなので、困った時はお互い様。

これからも助け合いながら仕事をしていきたいと思います。

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「側面のタップだけ開けて!」そんなご依頼でした。高さ490mm

お客様から、

「側面のタップだけ開けてほしい。」

というご依頼をいただきました。

今まではお客様がラジアルボール盤で加工していたそうですが、故障してしまい対応できなくなったとのこと。

うちも40番テーパーのマシニングなので、正直「届くかな?」と思いましたが、短い工具を取り付けて測ってみると何とか加工できそうです。

ただ一つ問題が…。

タチバナ製作所にあるイケールでは少し小さい。

実は前から、もうワンサイズ大きいイケールが欲しくて、ヤフオクをちょこちょこ見ていました。

「この仕事なら買う理由ができる!」

ということで思い切って購入。

利益はイケール代を引くとわずかですが、このイケールは今後も何度も活躍してくれるはずです。

設備を増やしながら、お客様の「困った」に応えていく。

そんな仕事を少しずつ増やしていきたいと思っています。

他社では少し敬遠されるような加工でも、まずは一度ご相談ください。

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タチバナ製作所のTスロット3兄弟!

タチバナ製作所には、用途に合わせて使い分けているTスロット工具が3本あります。

見た目は似ていますが、それぞれ得意な仕事が違います。

  • まず左は、タングマイスターのTスロットカッター。
    Φ10の超硬シャンクにΦ17.7のヘッドで、細かい場所でも精度良くきれいに加工できます。
  • 真ん中はイスカル。Φ12の超硬シャンクにΦ25のヘッドを組み合わせていて、剛性が高く、安心して切り込めます。
  • 右もイスカルですが、こちらはΦ20の鋼シャンク。Φ39.7のヘッドを付ければ、深い溝や手前に障害物がある加工でも何とか届いてくれます。無理は禁物ですが、ここぞという時に助かる一本です。

これらで対応できない時はハイスのTスロットカッターを使いますが、加工速度や刃持ちはやはり超硬ヘッドの方が上。

一度そろえてしまえば、意外と活躍してくれる工具たちです。

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裏面加工でクランプ代が20mm…。そんな時に活躍するサイドクランプ

ブロック材から削り出した楕円形状の加工です。

表面は5mmほどクランプできるので問題なく加工できます。

ところが裏返すと、クランプ代は約20mmしか残りません。

このままでは、加工中にワークが動かないか少し不安です。

そこで出番なのが、写真のサイドクランプ。

テーパーねじで横から押し出す、少し変わった構造になっています。

このサイドクランプだけで強い切削をするのは厳しいですが、補助として使うにはとても優秀です。

本体がコンパクトなので工具の邪魔になりにくく、セットもしやすいのがお気に入り。

今回はワークが動くこともなく、裏表のつなぎもきれいに仕上がりました。

こういう「あと少しクランプ代が欲しい」という場面で活躍してくれる道具です。

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ワイヤーカットで解決した話異形状の製品はワイヤカットでジグづくり

■ ワイヤーカットでジグづくり

今回はリング形状の加工です。

しかも👇

👉 切り離し形状+裏表加工あり


■ 加工方法の選択

最初に悩んだのが加工方法。

  • 旋盤で加工 → 切断
  • マシニングで一体加工

今回は👇

👉 最初からマシニングで製作

大きめのリング形状なので、
その方が効率が良いと判断しました。


■ 表は問題なし

材料は6Fを使用。

👉 表面加工はスムーズに完了

ここまでは順調。


■ 問題は裏面

裏から加工しようとした瞬間👇

👉 リング形状、クランプできない

これ、毎回悩むやつです。


■ 解決はジグ

ということで👇

👉 ワイヤーカットでジグ製作


■ ジグの作り方

  • リング形状に合わせて切り抜き
  • バイスで固定できるように
    👉 2分割構造に

■ 結果

👉 裏面も問題なく加工完了

段取りが決まれば、あとは早いです。


■ 最後に

ジグづくりって、

  • 手間はかかる
  • でも一気に楽になる

👉 結局これが一番確実

そして何より👇

👉 普通に面白い


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