三角形はクランプできない?答えはジグ一択です

■ 三角形の製品を3D加工

今回は、三角形形状の製品加工です。

見た目はシンプルですが、
問題はここ👇

👉 どうやって固定する?


■ 三角は地味に厄介

  • 丸じゃない
  • 角物でもない

👉 普通にクランプできない形状

1個なら無理やりやる手もありますが、
今回は👇

👉 40個

さすがにそれはやりたくない。


■ 結論:ジグ作ります

こういう時は迷わず👇

👉 専用ジグ製作


■ ワイヤカットが強い

今回のジグは、

👉 ワイヤカットで三角形を抜き加工

この時点でほぼ勝ちです。


■ クランプ方法

さらに👇

👉 横からネジを入れて押し固定

シンプルだけど確実。


■ ただし注意点

このクランプ、正直👇

👉 そんなに強くない

なので加工は、

  • 切り込み浅め
  • スピード重視
  • 負荷をかけない

👉 削り方でカバー


■ 結果

👉 無事完了

こういうのは段取り8割です。


■ このジグ、どうする?

正直👇

👉 たぶんもう使わない

でも可能性としては、

  • 追加工が来るかもしれない
    → 半年くらい保管

もしくは👇

👉 お客さんに返却


■ 信頼関係ありきの話

ジグを渡すって、

👉 普通はちょっと怖い

でも今回は、

👉 この人なら大丈夫って思えるお客さん

こういう関係は大事にしたいですね。


■ 最後に

  • 面倒な形状
  • 数量あり

👉 ジグで一気に楽になる

加工より段取り。
ほんとこれです。


親父と息子たった二人の町工場の息子より。


ワイヤ放電加工・マシニング加工
㈲タチバナ製作所
TEL:044-266-5173/FAX:044-266-5198
親父と息子たった2人の町工場
機械加工の事ならお任せ下さい!

お見積り/ご相談はコチラ

Official Site

めんどくさいを放置しない。丸台座に磁石を仕込んだ理由

本文

■ 丸の台座に磁石を埋め込む

丸物の加工はそれほど多くありませんが、
仲間の旋盤屋さんからの依頼で、ちょくちょく対応しています。

数量はだいたい
👉 1個〜5個の小ロット


■ チャックか?クランプか?

この手の加工で毎回迷うのが👇

  • スクロールチャックでいくか
  • 上下クランプでいくか

今回は
👉 上下クランプを選択


■ でもここが面倒

いつもこんな流れ👇

  1. 加工が終わる
  2. 台座を外す
  3. サブテーブル掃除
  4. また台座をセット

👉 正直、めんどくさい


■ じゃあどうする?

そこで今回👇

👉 丸台座に磁石を埋め込み


■ 効果はシンプル

  • 台座がズレない
  • 脱着がラク
  • セット時間短縮

👉 地味だけど効く改善


■ 完成イメージ

(ここに1枚目の写真:磁石入り丸台座)


■ 実際の使用状態

(ここに2枚目の写真:クランプしてる全体)


■ 最後に

「めんどくさい」って、
ただの愚痴で終わらせるか、改善の種にするか。

今回みたいに👇

👉 ちょっとした工夫でストレスが消える

これの積み重ねが、結局一番効いてきます。


👉 めんどくさいは悪じゃない
👉 放置するのが一番ダメ

どんどんラクにしていきましょう。


親父と息子たった二人の町工場の息子より。


ワイヤ放電加工・マシニング加工
㈲タチバナ製作所
TEL:044-266-5173/FAX:044-266-5198
親父と息子たった2人の町工場
機械加工の事ならお任せ下さい!

お見積り/ご相談はコチラ

Official Site

検査は人によって変わる?バラツキを潰すための治具改良

■ プレス製品の検査治具

今回は、プレス製品の検査治具の改良です。

以前に製作したものですが、
こんな相談をいただきました。

👉 検査方法にバラツキが出る


■ 原因はどこか?

話を聞いていくと、

  • 測る人によって微妙に違う
  • 当て方・角度が安定しない

👉 再現性が取れていない状態


■ 改良内容はシンプル

やること自体は難しくありません。

👉 検査用ブッシュを入れる穴加工

ただし、そのままではダメ。


■ ポイントは「角度」

今回のキモはここ👇

👉 穴を傾ける

角度が振れている製品に対して、
検査側を合わせにいく形です。


■ 位置出しはいつも通り

位置決めは、

👉 いつもの位置決めジグを使用

ここはブレずに確実に。


■ 加工 → 検査へ

穴加工後、すぐに確認。

👉 ゲージ検査実施

結果は——

👉 問題なし、OKです。


■ 最後に

検査のバラツキって、

  • 人の問題に見える
  • でも実際は仕組みの問題が多い

今回みたいに、

👉 治具側を調整するだけで安定する

こういうケース、結構あります。


「測る人で結果が変わる」
そんな状態なら、一度見直す価値ありです。


親父と息子たった二人の町工場の息子より。


ワイヤ放電加工・マシニング加工
㈲タチバナ製作所
TEL:044-266-5173/FAX:044-266-5198
親父と息子たった2人の町工場
機械加工の事ならお任せ下さい!

お見積り/ご相談はコチラ

Official Site

2枚重ねは楽?いや、セットが地獄です。本番加工スタート

■ アクリルテスト後、本番へ

先週のアクリルテストでOKが出たので、
いよいよ本番の加工に入ります。


■ 今回のセット方法

今回は、右側のプレートのように👇

👉 ブロックを2枚重ねて加工

見づらいですが、
右のブロックは左と同じものを2枚重ねた状態で加工しています。


■ 2枚重ねのメリット

これは正直👇

👉 加工は楽です

  • 同時に加工できる
  • 工数が減る

いいこと多いです。


■ でも問題はここ

楽なのは加工だけ。

👉 セットがめちゃくちゃ大変


■ どれくらい精度出すのか?

2枚重ねた状態で、

  • 平行度
  • 上面の傾き

👉 どちらも0.01mm以内

ここに収めます。


■ 平行度は問題ない

平行度は正直そこまで難しくない。

問題は次👇


■ 上面の“傾き”

これが厄介です。

上を叩いて調整すると、

👉 下も一緒にズレる

単純じゃない。


■ セットで見てるポイント

ここは完全に感覚と経験👇

  • 叩く位置
  • 力のかけ方
  • バイスの締め具合
  • 全体のバランス

これを見ながら、少しずつ合わせていきます。


■ セット完了 → 加工へ

セットが決まれば、あとは加工。

今回はすでにアクリルテスト済みなので、

👉 プログラムは完成している状態

位置だけしっかり確認して、加工に入ります。


■ 測定はどうする?

今回のネジは特殊仕様。

👉 社内では測定できません

なので、

👉 お客様で測定 → OK判断

この流れになります。


■ 結果

無事OKいただきました。

ここまで来れば一安心です。


■ 最後に

2枚重ね加工は、

  • 加工は効率良い
  • でもセットがすべて

ここでズレると全部終わります。

逆に言えば、

👉 セットで8割決まる仕事


親父と息子たった二人の町工場の息子より。


ワイヤ放電加工・マシニング加工
㈲タチバナ製作所
TEL:044-266-5173/FAX:044-266-5198
親父と息子たった2人の町工場
機械加工の事ならお任せ下さい!

お見積り/ご相談はコチラ

Official Site

M30.24?測れませんけど何か。特殊ネジのテスト加工のリアル

■ モールド金型のテスト加工です

今回はモールド金型のテスト加工です。
テーマはこちら👇

  • M30.24
  • P1.96

…はい、なかなか見ない仕様です。


■ まず、このネジが普通じゃない

正直なところ、

👉 M30.24なんて測れません

既製の測定具では対応できないサイズです。
なので、やり方が変わります。


■ いきなり本番はやらない

いきなり金型にはいきません。

まずはアクリルでテスト加工。
加工 → お客様で測定 → OKなら本番、この流れです。


■ プログラムも一発じゃ出ない

次に問題になるのがピッチ。

P1.96。これも曲者です。
普通にやると、自動でプログラムは出ません。


■ じゃあどうするか?

ここでいつもの出番。

👉 カーメックスのカッター

まず「M30.24 P2.0」でプログラムを作成。
そのあと、ピッチの部分だけ手動で修正します。

これで完成。


■ モールド金型はここが重要

ネジが切れればOK、ではありません。

大事なのは👇
👉 カッターの進入位置


■ なぜか?

モールド金型は、流し込んだ樹脂がそのまま製品になります。

つまり、
👉 オス・メスが逆の感覚

この前提で考えないとズレます。


■ どう作るか?

今回はネジのスタート位置を
Z-2.5mmの低い位置に設定。

ここから加工をスタートします。


■ あえて“不完全ネジ”を作る

この設定でできるのが、

👉 不完全ネジ部

一見ミスに見えますが、違います。


■ この“不完全ネジ”の役割

これ、ちゃんと意味があります。

  • 入りやすくする
  • 組みやすくする

👉 ガイドの役目

製品としてはむしろ重要な部分です。


■ タチバナの立ち位置

うちは金型メーカーではありません。

だからこそ、

  • 条件を変えて
  • パターンを出して
  • 最終判断はお客様

このやり方を取っています。


■ 右側の大きいネジについて

写真右側のネジは台ネジ加工です。

こちらも同じ流れ。

打ち合わせ → テスト → 判断。
ここを飛ばすと、だいたい失敗します。


■ 最後に

今回みたいな案件は、

  • 測れない
  • 前例が少ない
  • 正解が一つじゃない

そんな仕事です。

でも逆に言えば、
👉 段取りを踏めばちゃんと形になる


OKが出たので、次は本番の金型加工。

ここからが本番です。


親父と息子たった二人の町工場の息子より。

M30.24 P1.96

という特殊ネジのねじ切り加工をします。かなり特殊なので、綿密にお客様と打ち合わせをして、アクリルでテスト加工。お客様で測定をしてOKがでたら本番の加工をします。

まずはM30.24なんて測定できないですしね。

いつものカーメックスのカッターの出番です。

P1.96なんて自動でプログラムは出ませんが、カーメックスの自動プログラム作成で「M30.24 P2.0」のプログラムを作成します。

その後手動でピッチの箇所だけ編集すれば完成~。

そしてモールド金型の場合カッターの進入箇所が大事になります。流し込んだ樹脂が製品になるので、オスメスが反対になるイメージです。ネジのスタート箇所をZ-2.5mmと低い箇所からスタートして、不完全ネジ部を作ります。この不完全ネジ部が製品だとガイドの用な役目になります。

弊社は金型メーカーではないので、何パターンか加工して、後はお客様に判断してもらいます。

右側の大きいネジは台ネジの加工です。こちらも綿密に打ち合わせをしてから判断してもらいます。

さぁ、OKがでたの次は本番の金型加工だ~!!

つづく


ワイヤ放電加工・マシニング加工
㈲タチバナ製作所
TEL:044-266-5173/FAX:044-266-5198
親父と息子たった2人の町工場
機械加工の事ならお任せ下さい!

お見積り/ご相談はコチラ

Official Site

0.5φの穴加工「t0.5ステンレスにΦ0.5穴加工!超極細ドリルで挑んだマシニング加工の実録」

t0.5ステンレスにΦ0.5穴加工!極細ドリルで挑んだ薄板加工のリアル

今回のご依頼は t0.5mm のステンレス板に Φ0.5mm の穴加工。
最初は「いつも通りワイヤーカットで外形から切るのかな?」と思っていたら……
いやいや、レーザーで外形を抜いた状態のワーク支給でした。

まぁレーザーで十分な精度なら、コスト面でもレーザーの勝ち。
「外形もワイヤーでやらせてくれ!」なんて口が裂けても言いません。心の中だけで叫びましたけどね。笑


■ Φ0.5mmの穴加工、その不安と現実

実は Φ0.5mm の穴加工って 人生で1回くらいしかやってない
正直ちょっとビビりました。

まず最初に選んだのは、タチバナ製作所が愛してやまない OSGさんの EX-SUS-GDS
ただ、届いてみてビックリ。

細い部分の長さが思ったより長い!

Φ0.5 のストレート部が 7〜8mm くらいあって、
「あれ?もっと短いと思ってたんだけど…?」と軽く絶望。

折れるか心配だ~。

カタログには溝長さは載ってるけど、細径ストレート部の長さは載ってないんですよね。
これ、地味に罠。


■ ミスミの超硬ドリルに救われた話

ドリルではなく自分がビビって
ってことで、慌ててミスミで 超硬Φ0.5mmドリルを追加購入。

これが正解。
細い部分が短く、超硬なので剛性もあって安心感が段違い。

結果……

無事に加工完了!!

いやほんと、胸をなでおろしました。


■ ドリル、ちょっと買いすぎ問題

Φ0.5以外にも径違いの加工があり Φ0.6、Φ0.7 を各2本ずつ買ったので、
しばらく極細ドリルには困りません。

嬉しいんだか悲しいんだか。


まとめ

  • t0.5mmステンにΦ0.5穴加工
  • OSGは細径部が長く不安 → 超硬ドリルの安心感
  • 無事に加工完了、だけどドリルは大量に余った。笑

薄板+極細穴は怖いけど、工夫すればちゃんと通せました。


親父と息子たった二人の町工場の息子より。


ワイヤ放電加工・マシニング加工
㈲タチバナ製作所
TEL:044-266-5173/FAX:044-266-5198
親父と息子たった2人の町工場
機械加工の事ならお任せ下さい!

お見積り/ご相談はコチラ

Official Site

ワイヤーカットの面粗度を測定してみた【SUS304 × 新機械での実験】ワイヤーカットの面粗度を測定してみた 。

以前の日報→「ワイヤーカットの面粗度とは?」
この疑問、自分の業務日報の中でも一番アクセスされているテーマです。

せっかく新しいワイヤーカット機械に入れ替わったので、改めて実測してみることにしました。条件表に書いてある数値と実際の加工結果がどこまで一致するのか…気になるところです。


実験条件と使用機械

  • 機械:FANUC α-C600iC
  • ワイヤ径:0.2mm
  • 材質:SUS304
  • 測定機:FORMTRACER Avant

今回は裏面に「タチバナ製作所」と社名を彫り込み、サンプル品としても使えるようにしました。


測定結果(1CUT~4CUT)

実際に加工して測定した面粗度の結果がこちらです。

  • 1CUT:Ra 2.2852μm / Rz 12.6056μm
  • 2CUT:Ra 1.3882μm / Rz 8.6739μm
  • 3CUT:Ra 0.3571μm / Rz 2.5287μm
  • 4CUT:Ra 0.1816μm / Rz 1.2524μm

機械の条件表よりも実際の仕上がりのほうが良い数値でした。正直「良すぎじゃないか?」というレベルです。逆に不安になります。

特に1CUTの段階で、実際に切断したのと「舐めるように加工した」のとで差が出た可能性があります。ワイヤー径0.2mmと同じ程度削っているので、問題ないと思いますが、加工方法が影響しているのかもしれません。


加工方法

  1. 裏面にマシニングセンタで社名を彫刻
  2. 専用ジグを製作し、そこにワークをセット
  3. ワイヤーカットで 1CUT~4CUT を加工
  4. 最後にワイヤーカットで切断して完成

※今回は「1CUT目を実際に切断しなかった」点が仕上がりに影響している可能性あり。
次回は「実際に切ってから加工」を試してみようと思います。


まとめ

  • ワイヤーカットの面粗度は、条件表以上に良好な結果が得られる場合がある
  • 加工方法(特に1CUT目の扱い)が仕上がりに影響する可能性が高い
  • サンプル品を作っておくと、社内だけでなく対外的にも説明に便利

次回の挑戦はいつになるか分かりませんが、また試したら報告します!


親父と息子たった二人の町工場の息子より。


ワイヤ放電加工・マシニング加工
㈲タチバナ製作所
TEL:044-266-5173/FAX:044-266-5198
親父と息子たった2人の町工場
機械加工の事ならお任せ下さい!

お見積り/ご相談はコチラ

Official Site

日本刀の「ねじれ直し」治具に使用|JAM精密バイスの穴加工と“矯め木”システム

またまた、刀剣研師の中村さんからお声がけをいただきました。

以前もブログに登場していただいた方です(→刀の研師からのおしごと)。

今回のおしごとは、「日本刀の曲がり直し・ねじれ直し」に使う専用装置に関わるもの。
使用するのは、なんとあのJAM製の精密バイス。それにタチバナ製作所で取り付け穴を加工しました。


HRC60!高硬度材のJAM精密バイスに穴あけ加工

依頼内容は一見シンプルで、「バイスに穴+ザグリ加工をしてほしい」というもの。
ところが、問題はその素材。HRC60の高硬度鋼です。

しかもバイスの口金が邪魔で、通常の刃物では届かない…。
これではロング高硬度ドリル+ザグリドリルが必要になりそうだなと思い、中村さんにご相談。

すると、すぐに穴位置をわずかに設計変更してもらい
高価な工具の購入は1本だけで済むように。あとは弊社の手持ち工具で対応可能になりました。

ちなみにこの加工、1番上の写真のように火花がバチバチ飛ぶほどのスリリングな工程でした。機械も、加工者も、全集中です。


加工後の姿と、刀剣研師による“矯め木(タメギ)”矯正装置

完成したバイスはこちら👇

このバイス、実は「次世代デジタル矯め木(タメギ)」と呼ばれる装置に取り付けられます。
日本刀の「曲がり直し」や「ねじれ直し」の際に、
刃を安全かつ正確に修正するためのシステムなんだそうです。

中村さんから実際の使用写真も送っていただきました。


手作業 × デジタル × 道具の力

刀剣の世界では「研ぎ」や「矯正」は長年の経験と感覚が頼りになりますが、
そこにデジタルの力と精密な治具を組み合わせることで、
より安全で再現性の高い作業が可能になるとのこと。

こういう分野に、自分たちの加工技術が少しでも関われるのは本当にうれしいです。


高硬度バイス、曲がり直し装置、矯め木システム…
一見バラバラの世界が、刀一本でつながっていく。
こういう仕事は、町工場冥利につきますね。

親父と息子たった二人の町工場の息子より。

中村さんの師匠がユーチューブチャンネルの取材を受けたそうです。19分頃に中村さんもでるとのことで見させてもらいました。


ワイヤ放電加工・マシニング加工
㈲タチバナ製作所
TEL:044-266-5173/FAX:044-266-5198
親父と息子たった2人の町工場
機械加工の事ならお任せ下さい!

お見積り/ご相談はコチラ

Official Site

「SUS304厚板の薄板化と斜め穴加工|位置決め治具の工夫と反省点」

SUS304厚板からの削り出し加工|傾斜穴あけ用治具と位置決めピンの失敗と収穫

今回の加工は、なかなか加工しごたえのある製品でした。

なんと、28mm厚のSUS304を削り出して、最終的には厚さ3mmの製品に仕上げていくという内容です。
しかも、最後の工程では45°の斜め方向に穴をあけるという要求つき。

製品の形状は残念ながら公開できませんが、最終工程で使った斜め加工用の治具の写真はこちら👇

この治具、簡単に見えて位置決めが最大の課題でした。
製品にはΦ6の基準穴があったので、そこに合わせて位置決めしようと、Φ6の根元+Φ5.95の先端という段付きピンを使用。
これで「位置も傾きもバッチリ出るはず!」…と期待していたのですが…


実際は、そううまくはいかず…

0.05mmのクリアランスが思った以上にガタつき、しかも材料の削り出しで微妙に反りが出るため、位置決めにバラつきが発生

結局、1個ずつ手動で位置出しをする羽目に。
そのせいで、1本1,500円くらいする位置決めピンを4本も買ったのにそこまで活躍せず、やや後悔…。

最初から外周に簡単なピンを立てて位置合わせすればよかったな〜と反省。


今回の収穫

ただ、得るものもありました。

今回使ったのが、2個のバイスをまたぐ口金(ジョー)
これによって、薄くて長いワークもしっかり安定してクランプできました。
(この写真が撮れなかったのが悔やまれます…)

このバイスをまたいでクランプする方法は、次回以降の類似案件でも必ず役立つと思います!


加工はうまく完了。失敗も学びもある、いい仕事でした!

親父と息子たった二人の町工場の息子より。


ワイヤ放電加工・マシニング加工
㈲タチバナ製作所
TEL:044-266-5173/FAX:044-266-5198
親父と息子たった2人の町工場
機械加工の事ならお任せ下さい!

お見積り/ご相談はコチラ

Official Site

「丸物の裏表加工|平行確保にブロックゲージを使った実例」

鉄砲の玉のような部品加工|ブロックゲージで裏表の平行を確保する工夫

今回は、鉄砲の玉のような形状の部品を加工しました。
ご依頼主は、いつもお世話になっている旋盤屋さん

加工内容は、裏表の両面削り。しかも全体の厚みに公差が入っているという、見た目以上に精度が求められる部品です。

まずは表面を15mm加工。
問題は裏面の加工で、どうやって裏表の平行を出すかが課題でした。

そこで使ったのが、こちらの写真にあるブロックゲージでの固定方法👇

削った表面分と同じ厚みのブロックゲージを用意して、その上にワークを設置。
これが驚くほどピッタリ!しっかり平行が出て、ブレもなし。写真でもその様子がよく分かりますね。

ワークが丸く、さらに傾斜がついているため、側面でのクランプでは接触点が限られてしまいます。
ですが、ゲージ上での支えと横方向からの押さえによって、精度と安定感を両立できました。打痕が付かないように、バイスにはアルミの板を噛ませています。

最終形状はちょっとお見せできませんが、仕上がりも問題なし、寸法もバッチリ

こういうちょっとした工夫がうまくいくと、
「やっぱり段取りって大事だな~」と改めて感じます。

親父と息子たった二人の町工場の息子より。


ワイヤ放電加工・マシニング加工
㈲タチバナ製作所
TEL:044-266-5173/FAX:044-266-5198
親父と息子たった2人の町工場
機械加工の事ならお任せ下さい!

お見積り/ご相談はコチラ

Official Site