
ワイヤー放電加工

ワイヤー放電加工
神奈川でワイヤーカットを始めて35年 親父と息子たった二人の町工場の親父の方です。(担当:ワイヤーカット)
ワイヤーカットは、金属加工の中の放電加工という分野に入ります。 0.1mm~0.3mmの真鍮線に電流を通し、火花を起こした熱で金属を溶かしていく加工方法です。 水中で加工をするので火花は飛び散らず、溶けた部分は急激に冷やされ固まります。
*工作で使われる糸ノコのようなものをイメージしていただけると、わかりやすいと思います
素材を選ばない
ワイヤーカットは火花で溶かしながら加工をするので、鉄、非鉄はもちろんの事、
ステンレスやチタンといった難削材、切削では加工ができない超硬合金なども加工できます。
(樹脂などの電気を通さない物は加工できません。)
0.1mm~0.3mmという細い真鍮線(ワイヤー線)これだけ細い線を使用するので、入り組んだ複雑な形状でも加工できるし、
角Rが認められない角穴も加工ができます。 また、細いスリットや、切断加工にも力を発揮します。
0.1mm~0.3mmという細い真鍮線(ワイヤー線)
これだけ細い線を使用するので、入り組んだ複雑な形状でも加工できるし、
角Rが認められない角穴も加工ができます。
また、細いスリットや、深さがあるのに大きい刃物が使えない箇所に力を発揮します。
0.05mm~5mm程度の薄い板の場合は重ねて加工すれば量産品にも対応できます。
2回~4回仕上げ加工をする事で0.005μ程度の精密な加工が可能です。
切削に比べるとスピードが遅い。
金属加工の中ではかなり加工スピード遅い加工方法になります。
したがって、マシニングセンタや旋盤加工では加工が困難な製品や、手間がかかる製品の加工に適しています。
面粗度に限界がある。
面粗度が1回加工でRa=3μ(▽~▽▽)程度 3回加工でRa=1μ(▽▽)程度
が限界です。▽▽▽はちょっと厳しいです。
感覚の問題で難しいのですが数値以上に見た目はザラザラした面に見えます。
面粗度が必要なものは、手仕上げやブラスト等の追加工程をお勧めします。
☆ワイヤーカットとマシンング加工どっちで加工したほうが安いの!?
親父と息子二人で見積りをだせば、すぐに回答できます。お気軽にご相談ください。
鉄系
SS・SC・SCM・SKD(HRC62まで)・NAK材
非鉄系
アルミ・ステンレス・銅・真鍮
ワイヤー放電加工は電気を通す材料でしたらほとんどのものが加工できます。
(タングステン、ヘビアロイ、アルミなど)
樹脂は電気を通さないので加工できません。また溶接部品で不純物が混ざっていると加工できない事もあります。
ワイヤカット2台 | 最大加工範囲 X520mm Y370mm Z300mm ワイヤー線0.1mm~0.25mm |
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マシニングセンタ1台 | 最大加工範囲 X630mm Y410mm Z460mm |
CAD・CAM2台 | ワイヤ用2D:ナスカ(浜松合同) マシニング用3D:VISI(VERO) 弊社で受け取れるCADデータは以下の通りです。 PARASORID(xt) IGES(igs, iges) STEP(stp, step) STL(stl) DWG(dwg) DXF(dxf) |
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