2枚重ねは楽?いや、セットが地獄です。本番加工スタート

■ アクリルテスト後、本番へ

先週のアクリルテストでOKが出たので、
いよいよ本番の加工に入ります。


■ 今回のセット方法

今回は、右側のプレートのように👇

👉 ブロックを2枚重ねて加工

見づらいですが、
右のブロックは左と同じものを2枚重ねた状態で加工しています。


■ 2枚重ねのメリット

これは正直👇

👉 加工は楽です

  • 同時に加工できる
  • 工数が減る

いいこと多いです。


■ でも問題はここ

楽なのは加工だけ。

👉 セットがめちゃくちゃ大変


■ どれくらい精度出すのか?

2枚重ねた状態で、

  • 平行度
  • 上面の傾き

👉 どちらも0.01mm以内

ここに収めます。


■ 平行度は問題ない

平行度は正直そこまで難しくない。

問題は次👇


■ 上面の“傾き”

これが厄介です。

上を叩いて調整すると、

👉 下も一緒にズレる

単純じゃない。


■ セットで見てるポイント

ここは完全に感覚と経験👇

  • 叩く位置
  • 力のかけ方
  • バイスの締め具合
  • 全体のバランス

これを見ながら、少しずつ合わせていきます。


■ セット完了 → 加工へ

セットが決まれば、あとは加工。

今回はすでにアクリルテスト済みなので、

👉 プログラムは完成している状態

位置だけしっかり確認して、加工に入ります。


■ 測定はどうする?

今回のネジは特殊仕様。

👉 社内では測定できません

なので、

👉 お客様で測定 → OK判断

この流れになります。


■ 結果

無事OKいただきました。

ここまで来れば一安心です。


■ 最後に

2枚重ね加工は、

  • 加工は効率良い
  • でもセットがすべて

ここでズレると全部終わります。

逆に言えば、

👉 セットで8割決まる仕事


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M30.24?測れませんけど何か。特殊ネジのテスト加工のリアル

■ モールド金型のテスト加工です

今回はモールド金型のテスト加工です。
テーマはこちら👇

  • M30.24
  • P1.96

…はい、なかなか見ない仕様です。


■ まず、このネジが普通じゃない

正直なところ、

👉 M30.24なんて測れません

既製の測定具では対応できないサイズです。
なので、やり方が変わります。


■ いきなり本番はやらない

いきなり金型にはいきません。

まずはアクリルでテスト加工。
加工 → お客様で測定 → OKなら本番、この流れです。


■ プログラムも一発じゃ出ない

次に問題になるのがピッチ。

P1.96。これも曲者です。
普通にやると、自動でプログラムは出ません。


■ じゃあどうするか?

ここでいつもの出番。

👉 カーメックスのカッター

まず「M30.24 P2.0」でプログラムを作成。
そのあと、ピッチの部分だけ手動で修正します。

これで完成。


■ モールド金型はここが重要

ネジが切れればOK、ではありません。

大事なのは👇
👉 カッターの進入位置


■ なぜか?

モールド金型は、流し込んだ樹脂がそのまま製品になります。

つまり、
👉 オス・メスが逆の感覚

この前提で考えないとズレます。


■ どう作るか?

今回はネジのスタート位置を
Z-2.5mmの低い位置に設定。

ここから加工をスタートします。


■ あえて“不完全ネジ”を作る

この設定でできるのが、

👉 不完全ネジ部

一見ミスに見えますが、違います。


■ この“不完全ネジ”の役割

これ、ちゃんと意味があります。

  • 入りやすくする
  • 組みやすくする

👉 ガイドの役目

製品としてはむしろ重要な部分です。


■ タチバナの立ち位置

うちは金型メーカーではありません。

だからこそ、

  • 条件を変えて
  • パターンを出して
  • 最終判断はお客様

このやり方を取っています。


■ 右側の大きいネジについて

写真右側のネジは台ネジ加工です。

こちらも同じ流れ。

打ち合わせ → テスト → 判断。
ここを飛ばすと、だいたい失敗します。


■ 最後に

今回みたいな案件は、

  • 測れない
  • 前例が少ない
  • 正解が一つじゃない

そんな仕事です。

でも逆に言えば、
👉 段取りを踏めばちゃんと形になる


OKが出たので、次は本番の金型加工。

ここからが本番です。


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M30.24 P1.96

という特殊ネジのねじ切り加工をします。かなり特殊なので、綿密にお客様と打ち合わせをして、アクリルでテスト加工。お客様で測定をしてOKがでたら本番の加工をします。

まずはM30.24なんて測定できないですしね。

いつものカーメックスのカッターの出番です。

P1.96なんて自動でプログラムは出ませんが、カーメックスの自動プログラム作成で「M30.24 P2.0」のプログラムを作成します。

その後手動でピッチの箇所だけ編集すれば完成~。

そしてモールド金型の場合カッターの進入箇所が大事になります。流し込んだ樹脂が製品になるので、オスメスが反対になるイメージです。ネジのスタート箇所をZ-2.5mmと低い箇所からスタートして、不完全ネジ部を作ります。この不完全ネジ部が製品だとガイドの用な役目になります。

弊社は金型メーカーではないので、何パターンか加工して、後はお客様に判断してもらいます。

右側の大きいネジは台ネジの加工です。こちらも綿密に打ち合わせをしてから判断してもらいます。

さぁ、OKがでたの次は本番の金型加工だ~!!

つづく


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ワイヤーカットのお仕事。

ワイヤーカットお仕事です。

なんて事ない金型部品の加工ですが、NEW機械になったので、いろいろ戸惑いつつも加工を終えました〜!!

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機械からはみ出る長い製品の加工。

長い製品のカット!!長さを決めるだけなんですが、ノコだとグチャッとなっちゃうような薄い製品だとワイヤーカットもありですね。

“機械からはみ出る長い製品の加工。” の続きを読む

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正解のないジグ作り!!

ワイヤーカットのジグ作り!!

ジグ作りって結構好きなんですよねー!!答えは無い!!正解もない!!工夫は無限!!

ワイヤーカットは親父さんの担当ですが、ジグ作りは息子(自分)の担当です。

どっち向きにしたら、セットしやすいかなぁ〜?とか、クランプ1箇所だと弱いけどM12ボルトくらいにしとけば、ワイヤカットは物理的な力はほとんどないから平気かなぁ〜。とか

リピートとあるかわかんないから、複雑な物にはしたくないなぁ〜!!とかとか

いろいろ考えて、今回のジグ完成!!

我ながらシンプルで良いジグだなぁ〜と思いました。

ゴチャゴチャ複雑なジグも作るけど、複雑なジグを作ると、ん〜まだまだだなぁ〜と思ってしまう。発想力が足りないなぁ〜って!!

シンプルイズBestです!!

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ワイヤカットでクランプシロが少ない場合は?

掴みしろが無い〜!!!って事が良くあります。

まぁ、ワイヤカットの加工まで考えて設計はしてないので、仕方ないんですがね。ワイヤカットは機械テーブル(枠)のキワまで加工することができません。タチバナ製作所の機械はテーブル(枠)から10㎜は加工できない領域です。

できれば片面もちなんで10㎜はクランプしたい、そして10㎜加工できない領域、5㎜くらい予備が欲しい。10+10+5=25㎜欲しいんです!!!!

と、希望は自由に言っておきます。

今回のようにつかみ代がない場合!!本当はバーを渡してその上で加工するのですが、スピードが落ちるんですよね~。ヘッドが密着するしないで加工スピードがかなり変わってきます。そして今回のワークは加工時間が長い。。。+6ヶもある。

これはなんとかせねば!!

うちの親父さんがとった方法は邪道技!!ワイヤ線を曲げちゃうんです。

まぁ、うちではよくある事ですが、ワイヤカットを実際に使った事がないと気づかないものです。

クランプシロが少ないとワークが傾きます。その傾きに合わせてワイヤー線自体を曲げちゃうんです。ワイヤカットにはワイヤーを曲げて加工する機能があるので、それをワークの傾きに使っちゃおうって戦法!!

いろいろシバリはありますが、今回のような物はOKです。

おかげでスピードが落ちることなく加工できましたー^ ^

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ワイヤーカットで歯車を切る。

以前のマシニング加工が終わり、今度はワイヤーカットの出番です!!

マシニングであけた基準穴で基準をだしてから始まるワイヤーカット!!

H7の穴加工➕キー溝加工➕インボリュートスプライン加工

全加工でやらせてもらえると、材料取りの段階でマシニングとワイヤーカットの加工方法を考えられるんで、安心して進められます。

難しいな箇所は初めから余肉つけたり、ワイヤーで仕上げたりと、準備ができます。

旋盤がからんできちゃうとタチバナ製作所内では完了しないので、こうはいかないです。今回のようにマシニング+ワイヤーカットはお得意のコースになります。

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ワイヤーカットとマシニングのダブル加工!!

こ~んな溝の加工もワイヤーカットなら難なく加工できます。

時間が結構かかってしまうので、激安~ってわけにはいきませんが、夜に稼働できる加工なので時間単価は安くなります。さらに個数があるのこれまた時間単価は下がります。

タチバナ製作所では、夜中にかけれるかどうかで時間の単価が変わってくるんですよね。ワイヤーカット屋さんはみんなそうなのかどうかはわかりませんが。

“ワイヤーカットとマシニングのダブル加工!!” の続きを読む

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Q:ワイヤーカットの面粗さとは?

Q:ワイヤーカットの面粗さ(面粗度)ってどれくらいなの?

という質問をよく受けます。ざらざらした面なのか、ピカッと光るかんじなのか、ヘアライン仕上げくらいにはなるのか??・・・etc

面粗度を言葉で説明するのはなかなか難しいのですが、数値のみで示してもなかなかイメージがわかないと思うので、写真と数値+自分の感覚で説明したいと思います。

↓↓↓が今回加工したテストピースです。

S45C
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ワイヤカットでサイズオーバー品を加工する。

タチバナ製作所のワイヤーカット機は、370×520 が可動範囲です。今回のΦ550mmってのは、完全にサイズオーバーですね!!

内径に数カ所、切り欠きを入れるお仕事です。センサーが取り付くだけで、それほどシビアではないという了承を得たので、ワークを載せ替えながら加工します。

すでにあいている穴で平行を見てから、位置だしをして、セット完了!!これを3回。。。結構手間です。

ちなみに、穴加工をリーマーなどで正確に開けてくれれば、厳しい公差でも対応できます。

このように、多少手間がかかってもワークを何度か動かせば、加工できますね。

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