切削油の濃度。BRIX値と係数とは?

年始に切削油の交換をしました~。 これを機に以前ブログのコメントで、ぴよさんからご指摘を受けていて気になっていた、BRIX値とはなんぞや??係数の使い方は??ってのを自分なりに調べてみました。

BRIX値とは糖度を測定するための値です。決して切削油を専用に測るものではありません。なので切削油を測定する際は、換算係数をかけなくてはいけません。実際に測定する場合、例えばBRIX係数2.0の場合はBRIX測定値5%の時に実際の切削油は10%になっていることになります。

実測値×係数=実際の濃度ってこと!!(たぶん。。。間違ってたら誰か指摘して〜)
実際は関数の曲線的に変わっていくって書いてあるのもあるけど、その辺は使いやすいように係数にしたのかな。。。関数だと結構めんどくさいですもんね。

そして、うちの切削油の係数を調べてみたら~・・・まさかの1.0だった。。。
せっかく調べた意味よ。。。前に使っていた切削油(ALUSOL 51 XBB)も調べてみたら1.0だった~(T_T)そうか、思い出した!!マシニングを始めた頃に、最初の係数が1.0だったから「なんだ、みんな1.0くらいなんだ~!!」と思って無視することにしたんだ!!

あぶない、あぶない、たまたまマグレで1.0だっただけで、気づいたら、ぜんぜん違う濃度になってる事もあり得るとこだった~!!クーラント入れ替えすると、クーラント変えたくなる病が発症するため、すぐに変更したくなるから、これからも注意しよう。

と、こんなネットの情報や、数値だけでは信用できないので、今回使う切削油「ファインカットALLES-3」で実際に測ってみよ~!!

まずは切削油をバケツに1杯いれます。
その後に、同じ瓶で水を9杯入れます。

これで10%濃度の切削油が完成しました~。あっ、逆エマルジョンになっちゃった。。。ま、今回は濃度が目的なんで良いでしょう~。もったいないからもちろんそのままマシニングに投入するけどねww

そして、ATAGOの屈折計で測定しました。

9.7%くらい。 いいね~!!
室温とかも関係するみたいだから、これくらいは誤差の範囲と勝手に思っておきましょう。

いや~。めんどくさいから、これからも係数1.0のものを選ぼうと思ってしまった。。。だめな自分がい居ました。

親父と息子たった二人の町工場の息子より。


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