単品だからこそ面白い。バイク部品オーダーメイド加工の話

■ バイク部品のオーダーメイド依頼

バイク部品のオーダーメイド加工のご依頼をいただきました。

こういった案件、基本的に👇

👉 必要数は1個

正直、単価は合いにくいです。


■ それでもやる理由

今回は👇

  • ちょっと面白そう
  • 手書きで図面を用意してくれていた

👉 やる理由が揃っていた

なので、

👉 納期を少し長めにいただくことでコスト調整

お客様の予算に合わせて対応しました。


■ 作って終わりじゃない

今回よかったのがここ👇

👉 どう使うかを教えてもらえたこと


■ ものづくりの基本

  • 何に使うのか
  • どこに付くのか
  • どう役に立つのか

これが分かると、

👉 加工の意味が変わる


■ 見えなくなりがちな現場

普段の仕事って、

  • 複雑な部品
  • 分業
  • 流れ作業

👉 完成形が見えにくい

気づくと👇

👉 ただ機械を動かしているだけになる


■ だからこそ

こういう仕事は大事です。

👉 「誰のために作っているか」が見える


■ お客様からのご報告

実際に取り付け後の写真と一緒に、
こんなご連絡をいただきました👇



先日作成いただいたバッフルを取り付けました。
CB250Rのカスタムで使用しています。
エキパイ内径42.6㎜に合わせて挿入し、
サイレンサー(モリワキ製)との間に組み込みました。

クリアランスは少しマイナス気味にして、
シールテープで調整しています。

現状、問題なく取り付けできています。
ありがとうございました。


■ 最後に

単品加工は効率だけ見れば微妙です。

でも👇

👉 やりがいはデカい

  • 使ってる人の顔が見える
  • フィードバックがもらえる

こういう仕事、たまにはいいですね。


親父と息子たった二人の町工場の息子より。


ワイヤ放電加工・マシニング加工
㈲タチバナ製作所
TEL:044-266-5173/FAX:044-266-5198
親父と息子たった2人の町工場
機械加工の事ならお任せ下さい!

お見積り/ご相談はコチラ

Official Site

三角形はクランプできない?答えはジグ一択です

■ 三角形の製品を3D加工

今回は、三角形形状の製品加工です。

見た目はシンプルですが、
問題はここ👇

👉 どうやって固定する?


■ 三角は地味に厄介

  • 丸じゃない
  • 角物でもない

👉 普通にクランプできない形状

1個なら無理やりやる手もありますが、
今回は👇

👉 40個

さすがにそれはやりたくない。


■ 結論:ジグ作ります

こういう時は迷わず👇

👉 専用ジグ製作


■ ワイヤカットが強い

今回のジグは、

👉 ワイヤカットで三角形を抜き加工

この時点でほぼ勝ちです。


■ クランプ方法

さらに👇

👉 横からネジを入れて押し固定

シンプルだけど確実。


■ ただし注意点

このクランプ、正直👇

👉 そんなに強くない

なので加工は、

  • 切り込み浅め
  • スピード重視
  • 負荷をかけない

👉 削り方でカバー


■ 結果

👉 無事完了

こういうのは段取り8割です。


■ このジグ、どうする?

正直👇

👉 たぶんもう使わない

でも可能性としては、

  • 追加工が来るかもしれない
    → 半年くらい保管

もしくは👇

👉 お客さんに返却


■ 信頼関係ありきの話

ジグを渡すって、

👉 普通はちょっと怖い

でも今回は、

👉 この人なら大丈夫って思えるお客さん

こういう関係は大事にしたいですね。


■ 最後に

  • 面倒な形状
  • 数量あり

👉 ジグで一気に楽になる

加工より段取り。
ほんとこれです。


親父と息子たった二人の町工場の息子より。


ワイヤ放電加工・マシニング加工
㈲タチバナ製作所
TEL:044-266-5173/FAX:044-266-5198
親父と息子たった2人の町工場
機械加工の事ならお任せ下さい!

お見積り/ご相談はコチラ

Official Site

めんどくさいを放置しない。丸台座に磁石を仕込んだ理由

本文

■ 丸の台座に磁石を埋め込む

丸物の加工はそれほど多くありませんが、
仲間の旋盤屋さんからの依頼で、ちょくちょく対応しています。

数量はだいたい
👉 1個〜5個の小ロット


■ チャックか?クランプか?

この手の加工で毎回迷うのが👇

  • スクロールチャックでいくか
  • 上下クランプでいくか

今回は
👉 上下クランプを選択


■ でもここが面倒

いつもこんな流れ👇

  1. 加工が終わる
  2. 台座を外す
  3. サブテーブル掃除
  4. また台座をセット

👉 正直、めんどくさい


■ じゃあどうする?

そこで今回👇

👉 丸台座に磁石を埋め込み


■ 効果はシンプル

  • 台座がズレない
  • 脱着がラク
  • セット時間短縮

👉 地味だけど効く改善


■ 完成イメージ

(ここに1枚目の写真:磁石入り丸台座)


■ 実際の使用状態

(ここに2枚目の写真:クランプしてる全体)


■ 最後に

「めんどくさい」って、
ただの愚痴で終わらせるか、改善の種にするか。

今回みたいに👇

👉 ちょっとした工夫でストレスが消える

これの積み重ねが、結局一番効いてきます。


👉 めんどくさいは悪じゃない
👉 放置するのが一番ダメ

どんどんラクにしていきましょう。


親父と息子たった二人の町工場の息子より。


ワイヤ放電加工・マシニング加工
㈲タチバナ製作所
TEL:044-266-5173/FAX:044-266-5198
親父と息子たった2人の町工場
機械加工の事ならお任せ下さい!

お見積り/ご相談はコチラ

Official Site

検査は人によって変わる?バラツキを潰すための治具改良

■ プレス製品の検査治具

今回は、プレス製品の検査治具の改良です。

以前に製作したものですが、
こんな相談をいただきました。

👉 検査方法にバラツキが出る


■ 原因はどこか?

話を聞いていくと、

  • 測る人によって微妙に違う
  • 当て方・角度が安定しない

👉 再現性が取れていない状態


■ 改良内容はシンプル

やること自体は難しくありません。

👉 検査用ブッシュを入れる穴加工

ただし、そのままではダメ。


■ ポイントは「角度」

今回のキモはここ👇

👉 穴を傾ける

角度が振れている製品に対して、
検査側を合わせにいく形です。


■ 位置出しはいつも通り

位置決めは、

👉 いつもの位置決めジグを使用

ここはブレずに確実に。


■ 加工 → 検査へ

穴加工後、すぐに確認。

👉 ゲージ検査実施

結果は——

👉 問題なし、OKです。


■ 最後に

検査のバラツキって、

  • 人の問題に見える
  • でも実際は仕組みの問題が多い

今回みたいに、

👉 治具側を調整するだけで安定する

こういうケース、結構あります。


「測る人で結果が変わる」
そんな状態なら、一度見直す価値ありです。


親父と息子たった二人の町工場の息子より。


ワイヤ放電加工・マシニング加工
㈲タチバナ製作所
TEL:044-266-5173/FAX:044-266-5198
親父と息子たった2人の町工場
機械加工の事ならお任せ下さい!

お見積り/ご相談はコチラ

Official Site

2枚重ねは楽?いや、セットが地獄です。本番加工スタート

■ アクリルテスト後、本番へ

先週のアクリルテストでOKが出たので、
いよいよ本番の加工に入ります。


■ 今回のセット方法

今回は、右側のプレートのように👇

👉 ブロックを2枚重ねて加工

見づらいですが、
右のブロックは左と同じものを2枚重ねた状態で加工しています。


■ 2枚重ねのメリット

これは正直👇

👉 加工は楽です

  • 同時に加工できる
  • 工数が減る

いいこと多いです。


■ でも問題はここ

楽なのは加工だけ。

👉 セットがめちゃくちゃ大変


■ どれくらい精度出すのか?

2枚重ねた状態で、

  • 平行度
  • 上面の傾き

👉 どちらも0.01mm以内

ここに収めます。


■ 平行度は問題ない

平行度は正直そこまで難しくない。

問題は次👇


■ 上面の“傾き”

これが厄介です。

上を叩いて調整すると、

👉 下も一緒にズレる

単純じゃない。


■ セットで見てるポイント

ここは完全に感覚と経験👇

  • 叩く位置
  • 力のかけ方
  • バイスの締め具合
  • 全体のバランス

これを見ながら、少しずつ合わせていきます。


■ セット完了 → 加工へ

セットが決まれば、あとは加工。

今回はすでにアクリルテスト済みなので、

👉 プログラムは完成している状態

位置だけしっかり確認して、加工に入ります。


■ 測定はどうする?

今回のネジは特殊仕様。

👉 社内では測定できません

なので、

👉 お客様で測定 → OK判断

この流れになります。


■ 結果

無事OKいただきました。

ここまで来れば一安心です。


■ 最後に

2枚重ね加工は、

  • 加工は効率良い
  • でもセットがすべて

ここでズレると全部終わります。

逆に言えば、

👉 セットで8割決まる仕事


親父と息子たった二人の町工場の息子より。


ワイヤ放電加工・マシニング加工
㈲タチバナ製作所
TEL:044-266-5173/FAX:044-266-5198
親父と息子たった2人の町工場
機械加工の事ならお任せ下さい!

お見積り/ご相談はコチラ

Official Site

M30.24?測れませんけど何か。特殊ネジのテスト加工のリアル

■ モールド金型のテスト加工です

今回はモールド金型のテスト加工です。
テーマはこちら👇

  • M30.24
  • P1.96

…はい、なかなか見ない仕様です。


■ まず、このネジが普通じゃない

正直なところ、

👉 M30.24なんて測れません

既製の測定具では対応できないサイズです。
なので、やり方が変わります。


■ いきなり本番はやらない

いきなり金型にはいきません。

まずはアクリルでテスト加工。
加工 → お客様で測定 → OKなら本番、この流れです。


■ プログラムも一発じゃ出ない

次に問題になるのがピッチ。

P1.96。これも曲者です。
普通にやると、自動でプログラムは出ません。


■ じゃあどうするか?

ここでいつもの出番。

👉 カーメックスのカッター

まず「M30.24 P2.0」でプログラムを作成。
そのあと、ピッチの部分だけ手動で修正します。

これで完成。


■ モールド金型はここが重要

ネジが切れればOK、ではありません。

大事なのは👇
👉 カッターの進入位置


■ なぜか?

モールド金型は、流し込んだ樹脂がそのまま製品になります。

つまり、
👉 オス・メスが逆の感覚

この前提で考えないとズレます。


■ どう作るか?

今回はネジのスタート位置を
Z-2.5mmの低い位置に設定。

ここから加工をスタートします。


■ あえて“不完全ネジ”を作る

この設定でできるのが、

👉 不完全ネジ部

一見ミスに見えますが、違います。


■ この“不完全ネジ”の役割

これ、ちゃんと意味があります。

  • 入りやすくする
  • 組みやすくする

👉 ガイドの役目

製品としてはむしろ重要な部分です。


■ タチバナの立ち位置

うちは金型メーカーではありません。

だからこそ、

  • 条件を変えて
  • パターンを出して
  • 最終判断はお客様

このやり方を取っています。


■ 右側の大きいネジについて

写真右側のネジは台ネジ加工です。

こちらも同じ流れ。

打ち合わせ → テスト → 判断。
ここを飛ばすと、だいたい失敗します。


■ 最後に

今回みたいな案件は、

  • 測れない
  • 前例が少ない
  • 正解が一つじゃない

そんな仕事です。

でも逆に言えば、
👉 段取りを踏めばちゃんと形になる


OKが出たので、次は本番の金型加工。

ここからが本番です。


親父と息子たった二人の町工場の息子より。

M30.24 P1.96

という特殊ネジのねじ切り加工をします。かなり特殊なので、綿密にお客様と打ち合わせをして、アクリルでテスト加工。お客様で測定をしてOKがでたら本番の加工をします。

まずはM30.24なんて測定できないですしね。

いつものカーメックスのカッターの出番です。

P1.96なんて自動でプログラムは出ませんが、カーメックスの自動プログラム作成で「M30.24 P2.0」のプログラムを作成します。

その後手動でピッチの箇所だけ編集すれば完成~。

そしてモールド金型の場合カッターの進入箇所が大事になります。流し込んだ樹脂が製品になるので、オスメスが反対になるイメージです。ネジのスタート箇所をZ-2.5mmと低い箇所からスタートして、不完全ネジ部を作ります。この不完全ネジ部が製品だとガイドの用な役目になります。

弊社は金型メーカーではないので、何パターンか加工して、後はお客様に判断してもらいます。

右側の大きいネジは台ネジの加工です。こちらも綿密に打ち合わせをしてから判断してもらいます。

さぁ、OKがでたの次は本番の金型加工だ~!!

つづく


ワイヤ放電加工・マシニング加工
㈲タチバナ製作所
TEL:044-266-5173/FAX:044-266-5198
親父と息子たった2人の町工場
機械加工の事ならお任せ下さい!

お見積り/ご相談はコチラ

Official Site