ワイヤ加工機は端っこまで加工があると少し大変。。。

2021年も最後の日報です。今年も1年お世話になりました。コロナという未体験な出来事がありましたが、おかげさまでなんとか生き延びてます。むしろ今後を考えるいいきっかけになったかもしれません!!!

今日の日報はワイヤーカットの加工領域の話。ワイヤ加工機は、テーブルいっぱいまで加工することができません。ワークを固定する四角い枠の中を上下のヘッドが動くので、一杯まで動かすと下ヘッドが四角い枠に当たってしまうからです。

タチバナ製作所のワイヤ加工機もテーブルの端から10㎜は加工できない領域になります。なのでワークの端の方に加工箇所があると、写真のように治具が必要になります。

治具を置くと今度は下のヘッドが治具にあたるので、下のヘッドについているダイスカバーを低いものしなくてはいけません。そうするとワークから離れるため水圧が下がり加工スピードも少し下がります。

①治具、②干渉、③水圧低下

と、、、いろいろな所がちょっとずつめんどくさくなるんです。加工は全く問題なくできるし、めっちゃ大変ってわけではないのですが、ちょっとずつ手間がかかります。

加工するラインが端面から20㎜(できれば25㎜)あるとこれらが一切なくなります~!!

もちろん材料が高額、設計上仕方ないものは良いんです!!

でもどっちでもいいなら、端面から20㎜以上あるものが一番割安になりますねっ。

最近の金型ですと、ボルト穴を一番外側にして、ノック穴、ガイドポスト穴をその内側に設計するってのがよく見るパターンです!!

べっ、べつに催促してるわけじゃないですけどっ(汗

今日は、お客さんのそのまたお客さんが、このブログ見てるらしいよ~!!!って聞いて、ちょっと嬉しくなりました。基本は自分のための日報だけど、それが少しでも誰かの参考になるなら、こんなに嬉しいことはありません^^ありがたや~。

親父と息子たった二人の町工場の息子より。


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マシニング、主軸ギアーの修理!!

交換した部品の残骸

少し前の事なんですが、マシニングの調子がイマイチ。。。加工は問題ないのですが、停止中にゆらゆらと工具が揺れる!!前からあったんですが、パラメーター調整などでごまかして使ってました!!主軸のギアーが痛んでるらしいですが、精度は問題無いとの事なんでほっときました。

加工できちゃうと修理って後回しになりますよね!!さらに出てきた見積もりは100万オーバー。。。そりゃほっとくよ!!

と、今回仕事も少し落ち着いたのと、揺れがまた出てきて、OKKサービスに電話したら、もう修理しかないですね〜と言われたので、思い切って修理しました〜!!サービスマン2人で2日間。

ベアリングやキーを交換して、停止中の主軸の揺れもおさまりました!!パラメーターを元の数値に戻してもらい。ピタッと止まる主軸でこれからもバンバン加工していきますっ!!

皆さん100万円分の仕事をください〜(笑

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ワイヤーカットからはみ出る、なが〜い加工!!(社内品)

今度マシニングセンタの主軸を修理します。

「その際に、主軸を上から釣るための柱が必要です。」

とOKKのサービスの人から言われました。ちょうどマシニングの両サイドに鉄骨があったのでそこにバー材を渡して、チェーンブロックで釣ろうという事になり。

渡すためのフラットバーを買ったんですが、サイズを間違えた。。。簡単に測って1800㎜くらいだと思ったら。1650mm。。。入らない。

しかたないのでワイヤーカットで親父さんに切ってもらいます。あまりに長くて機械の前に置いてある棚に当たってしまうので、斜めにしながらワイヤーも斜めに加工して切ることにしました。

後ろも倒れまくるので、ブロックで支えながらの加工です。対して精度はいらないので良いのですが、後ろを支えたのは初めてだなっ。

当然、扉はしまらず吹きかけ方式で加工します。懐かしぃ〜!!昔はみんな吹きかけでしたねっ!!ゴミ袋で水はねをふせいで無事に加工完了。

無事に切れてよかったー!!この長さのものを切るのは初めでです。

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歯車のような薄い板の刃先を球形状に加工

SUS304の板(2B材)でピッチを測る板の製作です。既存の板だと突起が短くうまく拾えないので、突起部分を長くしてミスを無くしたいってお客さんの要望です。打合せを重ねてやっと決まりました。

まずはワイヤーカットで形状と穴を加工!!このくらいの板だと重ねて加工できるんで、精度・価格共にワイヤーカットが向いている製品ですね。

中の穴は一般公差ですが、この後ジグにはめ込んで裏表から加工するので裏と表の食い違いがでないように、ここでキッチリ精度を出しておかないといけません。治具にはめて着脱もできるようにちょっと大きめのφ6.02㎜で仕上げます。

そのあとは治具にはめ込んで裏表からマシニング3次元加工!!思いのほか食い違いもでず、きれいに仕上がりました。

お客様が顕微鏡で見たところ、とてもきれいにできていると喜んでた!!と商社さんから聞きましあた。お客さんの反応は大切なんで、教えていただけるとありがたいです。

薄い鉄板だと、ワイヤカットとマシニング加工の良いとこ取りができるので、タチバナ製作所には向いている加工でした!!

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